2014年8月6日水曜日

夜空の広さを感じて

合宿記録 その2

座って夜空を見上げる人、
望遠鏡をのぞきこんで遠い星の光を見つめる人、
仰向けになって夜空を眺める人。
みな、思い思いに夜の帳が下りた空を仰ぎ見る。

北には水をすくうように傾いた北斗七星。
東にははくちょう座が高く上り、
天頂近くまで昇ったこと座と天の川の対岸のわし座とともに
夜空に夏の大三角を描き出す。
西には仕事を終えて眠りつこうとするうしかい座。

夜空を見上げて天球に散りばめられた星々をつないでいく。
その営みは人類が遥か昔から繰り返してきたこと。
今から数千年も前にメソポタミアの羊飼いたちが同じように、
星々を見つめ、星と星を結び、星座を作ったという。
うしかい座はそんな星座の1つだという説もあるらしい。

夏の夜空の道しるべ、夏の大三角。それを織りなす一等星、
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブ。
それぞれの星座を形作る星々を辿っていく。
そうして星を眺めていると時折、夜空を駆け抜ける光が。
そのたびに、星を見上げる部員たちから歓声があがるのでした。

<本日の写真>
こと座。一番明るい星がベガ。
ベガの上に見える星はこと座ε(イプシロン)。
この星は写真でもわかる二重星。
でも望遠鏡で見るとそれぞれが二重星になっています。
呼び名はこと座の「ダブル・ダブル・スター」。









上に見える明るい星がベガ。
左下がデネブ、右下がアルタイル。
二日目に撮影した夏の大三角。

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