2014年8月4日月曜日

晴れぬ雲はないと信じて

合宿記録 その1

芥川高校天文部は7月30日から2泊3日の初合宿を実施しました。
27日に新月になったばかりで、月明かりの影響が少なく、
8月のペルセウス座流星群に比べると知名度は劣るものの、
2つの流星群が極大を迎えるということでこの日取りにしました。

この時期なら梅雨もあけて、京都とはいえ、いつもの市内の光害に
さらされる学校よりは暗い空の下で、星を見ることができるはず。
…そのはずだったのですが、到着してみると現地は曇り空。

とはいえ、天色は移りゆくもの。あきらめずに観測場所を下見に。
いくつかある広場を回って、周囲の視界、光源、足場などを確認。
その途中、ついにぽつり、ぽつりと。

一度、テントに戻り、機材の準備をして、入浴と夕食のため管理棟へ。
食事を終え、観測の打ち合わせを終えるころには雨はすっかり上がり、
雲も晴れ間が見え始めていました。

暗くなりきらないうちに機材を運び、観測の体制を整えるために移動開始。
広場にレジャーシートを広げ、双眼鏡やカメラ、小型望遠鏡をセッティング。
観測を始めるころにはまだ雲が広がっていましたが、
晴れ間から星座を探しているうちに次第に、全天の様子が見えるように。
合宿の長い夜はまだまだ始まったばかり、
あちこちに見え始めた星々に心が弾むのでした。

<本日の写真>

雲がかかった夏の大三角









しばらくすると空が晴れてきて。

沈みゆくうしかい座とかんむり座。
木々の間に隠れる寸前の明るい星がアルクトゥールス。


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