2015年5月30日土曜日

木星

太陽系最大の惑星、それが木星。
私たちの住む地球と比べると、その直径は約11倍。
途方も無い大きさ。

木星が持つ重力は、遠くからやってくる彗星を吸い寄せる。
これまでにも幾度となく木星の表面には彗星が衝突している。
1994年にはシューメーカ・レヴィ第9彗星の数多の破片が、木星の南半球に衝突し、
人類が初めて太陽系天体の衝突を直接観測することとなった。

木星は、もしかすると日々、私たちの青い星を守ってくれているのかもしれない。
そう思うと、夜空に浮かぶあの惑星が、いっそう愛おしく思えてくる。

<本日の一枚>
昨日の観測で撮影した木星。
次は間接焦点撮影でもう少し大きく撮影したいところ。



2015年5月29日金曜日

久々の観望会 2015/5/29

中間考査前最後の観望会が中止になったため、
久々の観望会でした。

午前中は曇り空でしたが、昼過ぎから晴れ間が見え始め、
観望会開始時刻の7時には多少雲が残っていたものの無事開始。
新入生4人を含めた全部員13人揃っての観望会。

最近は日が落ちるのが随分遅くなってきたので、
最初のうちは金星・木星・月などをねらっていきました。
今日は対空双眼鏡2台、反射望遠鏡と屈折望遠鏡を1台ずつ出して、
機材はほぼ全出動。

新入部員も数名いるので、双眼鏡と望遠鏡で月表面の見え方が
どのように違っているか、月の地形がどんな風になっているか、
見てもらいました。月はとても身近な天体ですが、
日々違って見えてとても面白い観測対象です。

観望会開始直後は、木星の後ろに隠れて見えなかった
カリストも30分ほど経つと姿を現し木星と
4つの衛星が並ぶおなじみの光景に。
反射望遠鏡は使える機材の中で一番口径が大きいので、
倍率高めで木星を観測。中盤頃には比較的シーイングもよく、
木星の縞模様もよく見えていました。

終盤には空も暗くなってきて、月や惑星以外にも
星座も楽しめました。

<本日の一枚>