2013年9月30日月曜日

雲ニモマケズ


本日の観測会はあいにくの空模様。
予定していた日中の金星は見られませんでしたが、
望遠鏡3台と対空双眼鏡を屋上に出して、
明るい中で使い方の復習をしました。

現在の芥川高校天文同好会の部員は一年生のみ。
まだまだ天文の世界に足を踏み入れたばかりです。
機材の使い方もこれからどんどん習得していきたいものです。

望遠鏡のセッティング、モータードライブの接続。
各部を確認しながら作業を進めます。
準備ができたら、金星の導入といきたいところでしたが、
空は一面の雲。地上の対象物で導入の練習。

続いて天文写真を撮るためのカメラの使い方を確認。
一眼レフのレンズを外し、メーカー毎に用意されたTリングをセット。
望遠鏡に取り付けたフリップミラーに取り付ける。
これでカメラのレンズの代わりに望遠鏡を使える状態に。
これが「直焦点撮影」のためのセッティング。

一方、望遠鏡に接眼レンズをつけたままの状態でカメラを接続して、
撮影をする「間接撮影法」のやり方も確認。

今回は改めて機材の使い方を確認する良い機会になりました。
次回は今日の練習を活かしてスムーズな観測会を目指します。

次回の活動は中間考査最終日の10/17(木)16時から(予定終了時刻19時半)。

<本日の一枚>


2013年9月26日木曜日

秋が近づく

怒濤のような文化祭期間も終わり、
芥川高校天文同好会も平常運転に戻っています。

来週の月曜日はテスト前最後の活動日。
次回の活動は昼間の金星観測です!
とはいえ、7限目が終わってからの活動なので、
早くても4時過ぎからにはなりますが。

今年度の天文同好会の活動としては、
昼間の観測は初めてになります。
これからどんどん日が暮れるのも早くなる時期、
このての観測は今がチャンスかもしれません。

秋から冬にかけて日暮れが早くなり、空気も澄んでくるので、
星空を見上げる機会は自然と増えるはず。
普段あまり星を見ない人もぜひ夜空に目を向けてみてほしいですね。

<本日の一枚>
前回の観測時(中秋の名月)、部員が携帯で撮影したベストショット。


2013年9月19日木曜日

中秋の名月

中秋の名月にあわせて観望会を実施。

ご存知の方もいるかと思いますが、
中秋の名月は必ずしも満月とは限りません。
次に満月と中秋の名月が重なるのは8年後だそうです。

また中秋というのは旧暦の8月15日のことで、
この時期は天候に恵まれないことが多く、
昔の人は中秋の名月のときに雲で月が見えなければ、
「無月」と呼んだり、雨が降れば「雨月」と呼んだりして、
風情を楽しんだようです。
日本人は本当に月を愛でるのが好きですね。

それを思えば、夜空にまるいお月さまが浮かんでいるのを
眺められた今日の観望会は大成功。天候にも恵まれました。

対空双眼鏡や赤道儀式望遠鏡を用意して観望会を開始。
金星と土星も見えていたので対空双眼鏡で導入して観測しつつ、
望遠鏡では満月の撮影を行いました。

<本日の一枚>


2013年9月16日月曜日

文化祭を終えて

今回は文化祭を終えた部員の感想をご紹介!

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天文同好会には、予想以上にお客さんが見に来てくれて、
少し忙しい時間もありました。
また、ほとんどの人が星に感心を持ってくれたので嬉しかったです。
来年も今回同様、成功させたいと思っています。
以上、部長からの感想でした。(HN:局長)

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2013年9月14日土曜日

いよいよ本番 文化祭!




9月14日、いよいよやってきました文化祭公開日!

当日朝まで準備は続きましたが、なんとか間に合いました。
天井には月球儀と火星儀を吊り下げ、
教室前後の黒板には7枚の天文写真とその解説。

そして窓際には今回の展示の目玉「夏の大三角」と「天の北極」の星図パネル。
座ってゆっくり見てもらえるように椅子も多めに用意。



展示品製作と会場設営にぎりぎりまで時間を使ったので、
来場者がやってくるまで、星座解説の内容を検討。














天気にも恵まれ、窓から入る光で星がきらきら。
前日の設置終了後に一度見た人たちからも、
星が増えたような気がするとの声が。




実際にパネルの星を指さしながら解説の練習中。
夏の大三角、わし座、こと座、はくちょう座。
それにまつわる神話などを紹介していきます。















お客さんも入り始め、観測会でとった写真を紹介する部員。














昼過ぎ頃、ふと床を見ると星が落ちていました。
日が高くなって、星図パネルを通った光が床に星屑をばらまいたようです。















当初の予定では10時半と13時の2回だった星座の解説も、
来場者の様子を見つつ実施。
普段街なかでは見られない満天の星空に来場者からも感嘆の声が。
子どもたちが「きれー」といって喜んでいるようすはとても微笑ましい光景でした。



一般の来場者、生徒、先生。予想以上の数の人々にひととき、
星空を見上げてもらえて本当によかったです。
これからも、星を見上げる楽しさをたくさんの人に伝えていきたいです。

以上、文化祭報告でした。











文化祭 一般公開

天文同好会の展示場は210教室(1−6の教室、校舎西側)です。












展示品は
・星座パネル(北極星エリアと夏の大三角形エリア)
 













・月と火星のペーパークラフト













・観測会で撮影した天文写真








10時半と13時に部員による星座解説も行います。
ぜひお立ち寄りください!


2013年9月12日木曜日

文化祭前日

会場入り。1−6の教室に拠点を移しました。

展示用の写真選定終了。
なかなかいい写真が刷り上がりました。

天の北極エリアの星図が準備できたので、
再び延々と続く星の穴あけが始まりました。
掛け持ちの部員もかけつけ一気に進めます。

文化祭初日は開会式のあと多くのクラスが準備に戻るので、
天文同好会もここで大型展示を組み上げたいところ。
明日が、勝負です。

<本日の一枚>
ビラも出来上がって着々と準備が進んでいます。




2013年9月11日水曜日

文化祭準備ラストスパート 

週末はいよいよ文化祭。
天文同好会の展示企画「Galaxy ギャラクシー」の準備が
急ピッチで進んでいます...が、間に合うのか。

残りの作業工程を洗い出し、ひとつずつつぶしていっています。
一昨日リストアップした作業が
・展示用写真選びと印刷
・北極星エリアのパネル作成
 (星図張り合わせ、穴あけ、パネルの連結)
・パネル設置用の土台作り
 (夏の大三角形エリア用、北極星エリア用)
・星図パネルや天文写真のキャプチャー作成
・当日の星座解説の内容決め

…あと数日、ちょっとした修羅場になりそうです。

昨日、今日の作業で夏の大三角形エリア用の土台のパーツが完成。
あとは会場に運んで組み立てるだけの状態。
その後、写真選定と北極星エリアの製作で作業を分担して進行中。
星図パネルは2つ目ということもあってやや作業速度が向上しています。

<本日の一枚>
展示用写真が着々と出来上がっています。

2013年9月9日月曜日

プチ観望会2013/9/9

プチ観望会実施しました。
今日のお目当ては「土星・月・金星」が並んだ姿。

日が落ちたばかりのまだ青い空に浮かぶ月。
しばらくすると金星が姿をあらわします。
次第に青空が濃紺へと移り変わり土星も見え始めました。

写真にとってみると、月の光が当たっていない部分や、
乙女座のスピカも撮れていて、当初のねらい以上の写真に。

展示用のパネルで地道に穴をあけた夏の大三角形も確認。
先月、新星が発見されたいるか座の可愛らしい菱型も見れました。

<本日の一枚>

ついに完成! 夏の大三角形エリア

前回残った1枚の穴あけが終了。
ついに夏の大三角形エリア全8枚が出来上がりました。

8枚のパネルをつなぐと結構な大きさになるため、
取り付けるには設置用の枠が必要。

追加した天の北極エリア用のパネルの準備と並行して、
次回以降設置用の枠を作成します。

<本日の一枚>
8枚のパネルを並べてみた。真価は光を通してから。

2013年9月4日水曜日

あと1枚

今日は先日の活動に参加できなかったメンバーで穴あけ作業の続き。

強風で窓がガタガタ、外では激しい雨がグラウンドに川を作る中、
部員同士他愛のない話をしながら穴をあけていきます。

星数の多い天の川のあたりを含む3枚のボードが完成し、
ついに夏の大三角形エリアは残すところあと1枚。
つなぎ合わせるのが楽しみ!

ここまでの作業が順調に進んできたため、製作範囲を広げることになりました。
次のエリアは北極星エリア。北極星やそれを見つけるのに用いられるカシオペヤ座や
北斗七星を含むエリアを製作予定。ボードの枚数は6枚を想定。

そして文化祭前にプチ観望会を行います!
9日(月)、この日、土星と金星の間に月が入るので、
晴れれば撮影して展示用写真にします。


<本日の一枚>

2013年9月2日月曜日

ついに星座の姿が!

先日から進めていた星図の貼り付け作業が終わり、
星の穴あけ作業に移行。星の等級に合わせて穴をあけていきます。

黙々と穴をあけ続けること数時間。
ついに4枚のボードが出来上がりました。
さっそく大きな窓に貼りつけてみると...

外からの光で、ボードにあけた穴がキラキラと!
見る角度を変えてみると星がまたたくように見えます。

想像以上の出来上がりに、地味な作業で疲れた部員にも笑顔が浮かびました。

<本日の一枚>