オリオン座流星群に合わせて、観望会を実施しました。
月齢8.62の月があり空が明るいことと、観測時間が限られるという
厳しい条件でしたが、天候には恵まれました。
今回は見学希望の申し込みも多数あり、入れ替わりもあったものの
総勢19名での観測になりました。いつもより賑やかに始まった観望会。
暗くなるまでは月や土星、アルビレオなどを導入して、
倍率を変えながら見てもらいました。
流星群の時は厄介者のように扱わることもありますが、
やはり身近な天体である月はいつ見ても興味深い対象です。
特に、望遠鏡を初めてのぞく人にとっては、
視野いっぱいに広がる月や、倍率を上げて見る起伏ある月の地形などは
驚きに満ちた光景のようです。
今日は新しい備品として届いたばかりの4mmのアイピースを
お披露目したので、芥川高校天文部で使用している望遠鏡の1つ、
Vixen ED81Sのほぼ最高倍率で月を見ることが出来ました。
空が暗くなり始めてからはレジャーシートやコット出して、
寝転びながら空を観察していましたが、月と街のあかりで、
残念ながら流星を見ることはできませんでした。
見学希望の参加者は望遠鏡で見る月や星、
星座の案内を楽しんでくれていたようなのでせめてもの救いでした。
流星群は普段、夜空を見ない人にも星空を見てもらえる機会なので、
こうした機会に天文の楽しさをより多くの人に知ってもらえると、
天文部としてもうれしい限りです。
<本日の一枚>
2015年10月22日木曜日
2015年10月16日金曜日
七曜巡り 2015/10/16
中間考査が終了し、本日は久々の晴天。
テスト前に入部してくれた新部員と見学希望者を加えての観測となりました。
5時前に屋上に上がり、機材セッティングと太陽観測から活動開始。
改めて太陽観察の際の注意点を確認し、黒点の撮影と太陽望遠鏡での観察。
その分沈むまでの時間もずれています。
しばらくは倍率を変えながら、月の観察と撮影を行い、
次の目標、土星が見えるようになるのを待ちます。
土星はちょうど月の左側、腕をいっぱいに伸ばして指3本分位のところに。
一足先に望遠鏡で土星を導入し、鏡頭が向いている方向をヒントに、目視での土星探し。
2015年10月3日土曜日
スーパームーンの見た目の大きさ
スーパームーンは月が地球に近いため、
見かけの大きさが普段より大きく見えました。
ではどの程度の大きさに見えたのでしょうか?
これは計算で求めることができます。
天体の見た目の大きさはその天体の直径を含む角度で表します。
これを視直径といいます。
視直径の求め方は視直径をθ(シータ)、
天体の直径をD、天体までの距離をRとすると、
θ=2arctan(D/2R) で求められます。
※右辺の2倍を書き忘れていました(2015/10/03訂正)
天体アプリStar Walkで調べると、
2015年9月28日19時の月までの距離は352696.99km。
月の半径は天文年鑑より1737.53kmなので直径は3475.06km
これらを上の計算式に当てはめると...
※直径の小数点以下のみ省略していたので、
月までの距離も省略したものに差し替えました(2015/10/03)
視直径は0.564度(=33分54秒)という計算になりました。
用いているデータが違うので全く一緒にはなりませんでしたが、
国立天文台のHPに紹介されているスーパームーンの視直径に近い値になりました。
ちなみに国立天文台の記事では視直径は 33分28.34秒でした。
見かけの大きさが普段より大きく見えました。
ではどの程度の大きさに見えたのでしょうか?
これは計算で求めることができます。
天体の見た目の大きさはその天体の直径を含む角度で表します。
これを視直径といいます。
視直径の求め方は視直径をθ(シータ)、
天体の直径をD、天体までの距離をRとすると、
θ=2arctan(D/2R) で求められます。
※右辺の2倍を書き忘れていました(2015/10/03訂正)
天体アプリStar Walkで調べると、
2015年9月28日19時の月までの距離は352696.99km。
月の半径は天文年鑑より1737.53kmなので直径は3475.06km
これらを上の計算式に当てはめると...
※直径の小数点以下のみ省略していたので、
月までの距離も省略したものに差し替えました(2015/10/03)
視直径は0.564度(=33分54秒)という計算になりました。
用いているデータが違うので全く一緒にはなりませんでしたが、
国立天文台のHPに紹介されているスーパームーンの視直径に近い値になりました。
ちなみに国立天文台の記事では視直径は 33分28.34秒でした。
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