2016年7月29日金曜日

ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう① 2016/07/29

芥川高校天文部では例年夏のこの時期に、
「ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう」という
共同観測キャンペーンに参加しています。

今年も前半期間(7/23-30)、後半期間(8/15-20)のうち
数回の観測を予定しています。

前半期間には7/25,26,29を観測日として設定していましたが、
あいにく25,26日は高槻は天候に恵まれず、
太陽観測ができませんでした。
今日は好天に恵まれ、太陽の様子を確認することができました。

観測機材はCORONADOのP.S.Tという太陽望遠鏡を使用。
K12.5mmの標準付属アイピースを使いコリメート撮影しました。


画面の上方、左縁中央少し上、下の縁右側にそれぞれ
プロミネンスが確認できます。
中央少し左側から斜め右下に大きなダークフィラメントが
見えています。

2016/07/29 15:36(JST) iPod touch back camera 3.3mm f/2.4





















用語解説
・コリメート撮影:接眼レンズから目でのぞく代わりに、
 カメラのレンズを当てて撮影する。
 接続の必要がなく、特別な機材もいらないので手軽。
 ただし、うまく写真の視野内におさめるには、
 角度や距離を微調整するコツが必要。

・プロミネンス(紅炎):彩層(太陽の下層大気)の一部が
 磁力線に沿ってコロナ(太陽の上層大気)中に飛び出したもの。
 皆既日食の時に月に隠された太陽の縁から赤い炎が立ち上るように
 見えることから紅炎と呼ばれる。
 太陽望遠鏡を使うと皆既日食の時でなくても観測できる。

・ダークフィラメント(暗条):太陽の表面にプロミネンスが発生していると、
 暗い線状に見えるためこう呼ばれる。

・JST(日本標準時):Japan Standard Timeの略。
    UTC(協定世界時,Universal Time Coordinatedの略)を9時間(東経135度分の時差)
 進めた時間(UTC+9)を日本の標準時としたもの。


2016年7月26日火曜日

プラネタリウムの解説を考える 2016/07/26

昨日に引き続き天候不良のため予定していた太陽観測は中止。
ひので衛星との共同観測キャンペーンに合わせての観測でしたが、
本校の初観測は7月29日(金)に持ち越しです。

今年は新部員も多いので、プラネタリウムの解説を考えるために
各自当日の夜に見える星座について調べて、
プラネタリウム解説時にどんな内容を話せるかを考えました。

文化祭当日(9/10)の夜に見える主な星座などをまとめた様子

2016年7月25日月曜日

ドームのモックアップ作成 2016/07/25

芥川高校天文部では一昨年の文化祭からダンボールで作った
ドームを使いプラネタリウムの投影を行っています。

ドームはいくつかのパーツにばらして移動・組み立てができるので、
使いまわしが利きますが、最初の製作時から上部パーツの
寸法がわずかに足りず、組み立て時に布テープで補強していました。

原因はおそらく内部を白く塗装した際に、薄いダンボールに変形が
生じたことと切り出し作業による誤差と考えられます。

今回は人手も増えたので上部パーツの作り直しを行うことにしました。
そこで以前の製作時同様、ドーム全体のモックアップを作り、
新部員にもドームをどのようにして作るのかを確認してもらいました。
 
1面分の図面、これを12面分用意















上2段、下4段に切り分けたパーツを3面分ず張り合わせる















上部パーツは全てのパーツを貼り付けて円状にした状態で移動する。
下部パーツは上の写真のように3面分張り合わせた状態で移動する。

完成したモックアップ
















ドーム作成時には高津科学クラブ様の地学の教材のページを
参考にさせていただきました。

2016年7月19日火曜日

企画名称決定 2016/07/19

今年の文化祭、天文部の出展企画名は
「Starry Sky(星空)」になりました。

これから夏休みを通して文化祭に向けた準備が
本格化していきますが 、文化祭当日多くの人に
満天の星空を楽しんでいただけるようがんばりたいと思います。

夏休みには天文部にとっては大きなイベントがいくつもあります。
7月後半には、ここ数年毎年参加している共同観測
「ひので衛星といっしょに太陽を観測しよう」に今年も参加します。
8月のあたまには滋賀での合宿、
8月9日には昨年から行っている伝統的七夕公開観望会を実施。
イベント盛りだくさんな中で文化祭の準備も進めていきます。

ミーティング後、来週からの共同観測に向けた準備運動として、
短時間太陽観測を行いました。
中央少し左よりに黒点、右下周縁部に大きなプロミネンスが見えています。

太陽望遠鏡で見た太陽

2016年7月7日木曜日

七夕観望会 2016/07/07

今日は七夕、例年7月7日は曇りや雨が多く、
七夕の星空は見られないことが多いですが、
今年は雲が結構多いものの、月や星を見ることができました。

夕暮れ時、薄雲がかかる空













夕方、薄雲が広がるだけで晴れ間も多かったので、
七夕の星空へ期待が高まりました。

日が沈み、あたりが暗くなり始めると
惑星が見え始め、明るい星も見えてきました。
細い月も西の空に輝いています。










 時刻が遅くなるにつれ、雲が増えていきましたが、
ベガとデネブが見えていました。
残念ながらわし座のあたりに雲が多く、
こと座のベガ(織姫星)とわし座のアルタイル(彦星)を
同時に見ることはできませんでした。