2014年8月10日日曜日

巡りゆくソラ

合宿記録 その3

夜空をずっと見上げていると、一足早く次の季節の星座に逢えます。
天頂に白鳥が羽ばたくころ、東の空にはペガススやアンドロメダの姿が。
秋の星空が一足早くやってきます。










アンドロメダ座といえば、M31ことアンドロメダ銀河。
写真中央部に写っている中心が明るく、
周りが少しぼやっとしているのが、アンドロメダ銀河です。
地球から約230万光年の距離に位置し、およそ1兆個の恒星からなる銀河。
つまり今、私たちがこうして見上げているあの光は230万年も昔のもの。
そう思うと、夜空を見上げるというのは壮大な時間の旅なのかもしれません。


一時間もすると冬の星座も顔を出し始めます。
写真の中央下部に見える星の集まりはおうし座のM45プレアデス星団。
清少納言の枕草子に「星はすばる」と書かれているのがこの星々です。
すばるとは「統ばる(=集まって1つになる)」から来ており、
その姿をよく表した名前です。












3時頃になるとぎょしゃ座も全体が見えてきます。
左上の明るい星がぎょしゃ座の一等星カペラ。
場所が分かっていないとわかりづらいのですが、
今、話題のジャック彗星も写っています。

上下の位置はカペラと同じくらいの高さ、
左右の位置は写真中央と右上の明るい星の間くらい。
写真を拡大表示して見ると、周りの星とは違う薄緑色をした
ジャック彗星が写っています。





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