2015年7月7日火曜日

七夕に想い巡らせ

織姫と彦星。織女と牽牛。ベガとアルタイル。
七夕の夜にはひときわ注目を集める2つの一等星。

中国の古い言い伝えでは、この二人はとても働き者でしたが、
結婚すると毎日遊んで暮らすようになってしまいました。
これに怒った天帝が二人を天の川の両岸に引き離してしまいます。
二人は悲しみに暮れる毎日で、仕事も手につきません。
そこで天帝は年に一度、7月7日に二人を会わせると約束をしました。

そんな七夕の夜ですが、残念ながら天気が悪いこと多いです。
雨が降ると、天の川の水かさが増してしまい、渡ることができません。
でもご心配なく、そんなときはかささぎがやってきて、
橋渡しをしてくれるそうです。

七夕の物語、実は様々なバリエーションがあるようで、
地域によってはこのかささぎの役割が違うこともあるそうです。
星を見られない七夕の夜には、そんな物語を紐解きながら、
雲の向こうの再会に想いを馳せるのもいいかもしれません。

さて、少し見方を変えてみましょう。
ベガとアルタイル、どちらもA型に分類される星でその寿命は
およそ10億年とも言われています。
だとすると私たちにとっては長い1年という時間も、
織姫と彦星にとってはとても短い時間なのかもしれません。

夏の夜空を彩る一等星をめぐる物語はまだまだ語りつくせぬほど。
次はどんなお話に巡り会えるでしょうか。

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