2015年7月10日金曜日

星空案内の練習

今日は金星の最大光度ということで、金星をメインに観測予定でしたが、
観測会開始時刻の7時には空がほとんど雲に覆われている状態。
しばらくは機材をセッティングしながら様子を見ましたが、
雲が晴れる気配はなし。
地学教室に戻りプラネタリウムで星空案内の練習をすることに。

使うのは去年の文化祭で作成したプラネタリウムドームと、
市販の工作キットの投影機。
地学教室にはホームスター・クラシックと原盤数種もありますが、
半球のドーム全体に星を投影できる工作キットの方が、
実際の空に近い投影状況になるので、文化祭でもこちらを使う予定です。

文化祭当日は部員が案内役として二人一組でドーム内に入るので、
本番を想定して二人ずつ練習を行いました。
投影する星空は、今日の8時の星空。今日は日周運動なしの固定投影です。

まずはドーム内に入って、方角の確認。
今の時期、南の空には夏の天の川とさそり座、いて座といった
夏の星座の代名詞が見えています。
大阪の夜空は明るく、実際に天の川を見ることはできませんが、
街中ではなかなか見ることのできない星々を見られるのも、
プラネタリウムのよさです。

方角を確認したら、東西南北それぞれにどんな星座が見えているかを、
確かめていきます。実際の空では観測会の時によく見ている星座でも、
プラネタリウムだと慣れないうちはなかなか見つけられないことも。
ドームと実際の空のスケール感の違い、あるいは見えている星の数の違い。
そういった部分に慣れることが練習の第一歩。

一組10〜15分程度の練習を一通り終えたところで、今日の活動は終了。
帰りには少し空が晴れてきていたので、
ドーム内で確認した星座を実際の空で探してから解散しました。

<本日の一枚>
沸き立つ雲。光と影。

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