2015年8月14日金曜日

ペルセウス座流星群観測合宿 2015/08/12-14

今年の合宿はペルセウス座流星群の極大にあわせて実施しました。
しかし、初日は雷雨に見舞われ、観測できず。
2日目こそはとチャンスを待ちます。
夕方ごろに一時晴れ間が見えていましたが、
しばらくするとまた雲が広がり始めました。

この日は、前顧問の先生にも合流していただいたので、
簡単に新入部員らとの顔合わせもすませ、
観測開始予定時刻の9時、またも雨。
天候の回復を待ちながら待機すること一時間余り、
雨が上がったので外に出て空を見上げると宿の向こう側に星空が。

さっそく機材をもって近くの空き地に移動。
方角は事前に調べていましたが、最初のうちは雲の切れ間が小さく、
星は見えるものの星座の形を見つけ出すのは難しい状態でした。

それでも晴れ間から見える空は普段の観測地に比べると格段に暗く、
前日にまったく星が見れなかったこともあり、
部員はにわかに活気づいていました。

10時37分頃、この合宿最初の流星が見えました。
空の開けているエリアが少なかったおかげで、
みんなそちらを見ていたのは幸運でした。
明るさは-1等級以上、-2等級程度あったかもしれません。
流星痕も残っていました。

その後も、全天が晴れることはありませんでしたが、
次第に大きな晴れ間も出てくるようになり、秋の四辺形や
夏の大三角、天の川なども見られるようになりました。

晴れ間を追いかけながらの流星観測になりましたが、
思ったより多くの流星を観測できました。

最後の方はぱらぱらと雨が降り始めました。
不思議なことに雨が降っているのに、見上げると星が見えています。
お天気雨のようなものかと思いつつ、しばらくは様子を見ていましたが、
次第に雨脚が強まってきたのでこの日の観測はこれで終了となりました。

天候には恵まれませんでしたが、2日目の天気予報も
その翌日昼間ではずっと雨だったことを思えば、
数時間とはいえ晴れ間がところどころに広がり流星観測ができたことは
幸運だったかもしれません。
流星痕が残るような流星も最初のもののほかにもあり、
この条件下での観測としては十分満足できる結果に思われます。


<合宿の写真>
雲の流れが早く、写真撮影には厳しい条件でしたが、
普段の観測地では撮影できない天の川が撮影できてよかったです。

秋の四辺形とアンドロメダ銀河

織姫と彦星

夏の大三角と天の川

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